抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エレクトロクロミック(EC)スマート窓は,可視光と太陽光エネルギーを電圧を加えることにより変えられ,エネルギー効率と建物の内部の屋内の快適さを与える。1節では,なぜこの技術が重要で時宜を得ているのか,増大するエネルギー消費に関する今日の不安定な状況,および,世界的な気候におよぼす付随的な影響を最初に概説することにより説明した。同じ節で,ECベース技術で実現できる省エネルギーとその他の利益についての最近の研究を概観した。ついで,2節では,EC効果とその応用の歴史について同様な注釈を与えた。3節では,ほとんどが現在の応用と研究に焦点を当てた酸化物ベースEC素子の一般的な設計を示した。この設計は,少なくともその1つはEC特性を持っている2つの酸化物膜を結ぶ中心に位置する電解質,および,中間にある3層構造に囲まれた透明伝導体を持つ5つの重畳層を含んでいる。この構成は,充電状態を光吸収で表される薄膜電気バッテリと見なせることを強調した。ECベーススマート窓のいくつかの実際的な建設だけでなくこれらのEC素子の実用化に対する6個のよく知られている障害も論じた。4節では,EC酸化物の様々な側面の深い議論を与えた。初期の解説を更新した2007~2013年に対する文献の調査から始め,ついで,光学的,電気的効果,特に,酸化タングステン中の電荷輸送吸収の一般的な議論を行った。ついで,重要なEC酸化物の固有ナノ多孔性と,適切な薄膜析出パラメータを得ることでさらなる多孔性を達成する可能性に焦点を当ててイオン効果を扱った。詳細な析出条件の重要ないくつかの例を示し,4節は,タングステン-ニッケル酸化物系全体にわたる組成を持つ膜のEC特性の提示で終えた。5節は,EC素子に必要な透明電気伝導体と電解質について論じた。ドープ酸化物半導体,貨幣金属,ナノワイヤメッシュ,その他の代替物からなる透明伝導体,および,薄膜と高分子を用いた電解質についての詳細な調査を与えた。ナノ粒子による電解質の官能化に対して特別な注意を与えた。6節では,1つの特別な素子構成について考察した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.