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J-GLOBAL ID:201402279534628800   整理番号:13A1955857

日本におけるジェンダー地理学の発展にむけて:研究の進展とその展望

Toward the Development of the Geography of Gender in Japan: Advances in Research and Prospects
著者 (3件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 33-39 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: U0119A  ISSN: 1883-4396  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では日本におけるジェンダー地理学が,今後どのように発展するかについて,考察するものである。英語圏では,1970年代から女性研究者達の間で従来の地理学が男性中心主義に偏っているとの批判が高まり,ジェンダーを概念化したフェミニズムの考え方にも触発され,女性の立場から性差に起因する不平等を解決するためのジェンダー研究として発展して来た。日本では,女性の役割に対する伝統的な固定観念もあって,女性の研究者が少なく,研究は男性研究者によって開始されたが,充分に深く研究されたとは言えず,実際にジェンダー地理学を継続し発展させてきたのは女性研究者達である。現在,ジェンダーの概念は日本の地理学において共通に理解されているが,一般には,それが男女の違いの抽出や,単に女性の問題として片付けられる傾向にある。ジェンダー地理学では,性差が男女間の権力関係に関係すると捉えており,ジェンダー研究を行う研究者の性別が研究対象の見方に大きな影響を及ぼし,対象を中立的な立場で見ることは不可能と考えられている。重要なことは,研究者が自らの立場を強く自覚することである。そのため,批判的な立場が求められる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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人文地理学 
引用文献 (43件):
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