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J-GLOBAL ID:201402279705290772   整理番号:14A0082695

電位依存性カルシウムチャネルのCa2+選択性の構造的基盤

Structural basis for Ca2+ selectivity of a voltage-gated calcium channel
著者 (8件):
資料名:
巻: 505  号: 7481  ページ: 56-61  発行年: 2014年01月02日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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電位依存性カルシウム(CaV)チャネルは,Na+の方が細胞外濃度は70倍も高いにもかかわらず,Ca2+の速くて選択性の高い細胞内流入を触媒する。CaVチャネルが,この根本的な生物物理学的問題をどのように解決しているのかは不明である。今回我々は,ホモ四量体の細菌NaVチャネルであるNaVAb内に構築されたカルシウム選択性フィルターの生理学的,結晶学的解析を報告する。我々の結果から,水和Ca2+が2つの高親和性Ca2+結合部位と相互作用し,その次に第三の低親和性部位と相互作用して,この部位が細胞内に移動していくCa2+を配位するらしいことが明らかになった。選択性フィルターの入り口では,部位1が4つのカルボキシ側鎖で形成されており,Ca2+選択性の決定に極めて重要な役割を果たす。部位2は4つのカルボキシ基と4つの骨格カルボニル基からなり,1個の結合でチャネルを遮断するカチオンのCd2+およびMn2+の標的となる。低親和性の部位3は4つの骨格カルボニル基だけで形成され,中心空洞へのCa2+の排出に関わっている。この孔構造は,選択性フィルターに1つあるいは2つの水和Ca2+イオンが結合した2つの主要な状態間の移行が起こる透過経路を示唆していて,段階的結合過程によるイオン透過の「押し込み(knock-off)」機構を裏付けている。我々のCaVAbモデルの複数イオン選択性フィルターは,脊椎動物のCaVチャネルによるイオン選択性と透過性の機構を解明するための構造的基盤を確立する。Copyright Nature Publishing Group 2014
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分類 (2件):
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分子構造  ,  細胞膜の輸送 
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