抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
霊長類は昆虫食から雑食という多様な食物を利用する方向へ進化した。霊長類の多様な昆虫食研究を整理し,霊長類と昆虫,植物の三者関係についてまとめた。小型で枝先にアクセスでき,逆立ち状態でも昆虫をつかめ,摂取エネルギーが少ない,移動速度が速いことが霊長類が昆虫食をする上で重要な形質であった。昆虫の季節による形態や発生量の変化に応じて選択する昆虫を変える霊長類について述べた。アリやシロアリを捕食する際には道具を使用することもある。生態系の中での昆虫食について,アリと霊長類の関係,昆虫同士の被食-捕食関係の利用,植物と昆虫の関係の利用,霊長類2種で昆虫を利用する例について概説した。