抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パイプ式ハイドロフォン(PH)とプレート式ジオフォン(PG)によって観測した掃流砂の応答を定量的に比較するため,日本の足洗谷とスイスのErlenbach川流域の同じサイトに両センサを設置した。土砂移動イベント時の掃流砂の同時観測結果が得られた。観測結果の比較と既往研究成果より,両機器に以下の特徴があることを示した。1)PGは大径礫の衝突でも破損しにくいのに対し,PHは破損しやすい。2)PGは粒径10mm以上の掃流砂しか反応しないのに対し,PHは4mm程度の掃流砂にも反応し感度が高い。3)PHは掃流砂の多い場合にパルスの飽和が発生する場合がある。4)PGは設置場所に制限が多いがPHは比較的容易に設置できる。これらの特徴に従い,観測条件に合わせた最適な計測機器を選択し,または組み合わせて掃流砂観測を実施することを推奨した。