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J-GLOBAL ID：201402281470057131   整理番号：14A1493345

再充電可能ナトリウム電池向け鉄やマンガンに基づく正極材料に関する最近の研究

Recent research progress on iron- and manganese-based positive electrode materials for rechargeable sodium batteries

著者 (4件)： YABUUCHI Naoaki (Tokyo Univ. Sci., Tokyo, JPN) ,  KOMABA Shinichi (Tokyo Univ. Sci., Tokyo, JPN) ,  YABUUCHI Naoaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOMABA Shinichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Science and Technology of Advanced Materials (Web)  (Science and Technology of Advanced Materials (Web))
巻： 15  号： 4  ページ： 043501 (WEB ONLY)  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： U7009A  ISSN： 1878-5514  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 地球で豊富な元素から作られる電極材料による大規模高エネルギー電池は,持続可能な開発を実現するために必要とされる。材料豊度に基づき鉄やマンガンに基づく正極材料を持つ再充電可能なナトリウム電池は大規模電池の理想的候補である。本レビューでは,再充電可能ナトリウム電池向け正極材料として鉄やマンガンに基づく材料,つまり酸化物,リン酸塩,フッ化物などをレビューした。ナトリウムイオンと共に,鉄やマンガン化合物は大きな構造柔軟性を提供する。2つの層状多形,つまりO3とP2型層状構造は異なる相転移や,ナトリウム抽出/挿入でのナトリウム移動過程と関連するNa電池の異なる電極性能を示した。また,層状酸化物と同様に,鉄やマンガンのリン酸塩,ピロリン酸塩は異なる骨格構造を提供し,ナトリウム挿入ホスト材料として使える。Na電池の鉄やマンガンベース電極材料の電極性能と反応機構を述べ,また対応リチウム電池との類似性や相違も検討した。これらの結果と共に,地球で豊富な元素のみから作られる電極材料を持つ高エネルギー電池系の可能性をレビューした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *持続可能な開発 ,  *豊度 ,  *鉄化合物 ,  *マンガン化合物 ,  *二次電池 ,  *電極材料 ,  酸化物 ,  リン酸塩 ,  ピロリン酸塩 ,  フッ化物 ,  インターカレーション ,  カチオン ,  ナトリウム化合物 ,  金属イオン ,  多形 ,  層状組織 ,  相転移 ,  反応機構 ,  高エネルギー電池 ,  大規模系
準シソーラス用語： デインターカレーション ,  ナトリウムイオン ,  *ナトリウムイオン電池 ,  *正極材料 ,  層状構造

分類 (4件)： 二次電池  (YB04030K) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  生産に関する一般問題  (SA01050C)

引用文献 (160件)：

• Dunn B, Kamath H and Tarascon J-M 2011 Science 334 928
• Rüetschi P 1961 J. Electrochem. Soc. 108 297
• Thackeray M M, Johnson P J, Depicciotto L A, Bruce P G and Goodenough J B 1984 Mater. Res. Bull. 19 179
• Ohzuku T, Kitagawa M and Hirai T 1990 J. Electrochem. Soc. 137 769
• Tarascon J M, Wang E, Shokoohi F K, McKinnon W R and Colson S 1991 J. Electrochem. Soc. 138 2859

タイトルに関連する用語 (7件)： 再充電 ,  ナトリウム ,  電池 ,  鉄 ,  マンガン ,  正極材料 ,  研究