抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオリンは広くクラシック音楽で使用されてきけれども,バイオリンの特性が楽譜から指で判断する方法という問題がある。指での決定において,初心者は多くの場合,演奏の容易さを考える。しかし,中級レベルの者は,技能が上達すると表現力を考慮する。したがって,本論文は,演奏者の適切な運指を見つける場合,初心者および中級者の両方を支援するために,自動運指推定法の開発を目指した。運指推定の問題は,基本的には最も可能性の高い状態系列を見つけることである。この状態は,楽譜から音符に対応した左手のパターンを表す。4つのパラメータの組み合わせとして,左手の状態を定義した。状態の妥当性は,状態遷移コストと押圧ストリング・コストとして局所的に定義される。この問題は,所望の技能レベルに調整するために,如何にモデルパラメータを設定するかである。音符の長さは,バイオリンの運指の違いに影響していることに焦点を当てた。開発した手法では,技能レベルに応じた適切な運指は,音符の長さと表現力との関係を変更することによって推定することができる。教科書の運指と主観的な評価による推定運指を比較することにより,開発した手法により必要な技術レベルに適した運指を推定することができることを確認した。