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J-GLOBAL ID：201402284373754820   整理番号：14A0732795

イオン認識を利用したイオン液体抽出システム

Ionic liquid extraction systems utilizing ion recognition

著者 (2件)： 下条晃司郎 (日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究部門) ,  後藤雅宏 (九州大学大学院工学研究院)
資料名： 日本イオン交換学会誌(Web)  (Journal of Ion Exchange (Web))
巻： 22  号： 2  ページ： 65-72 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0178A  ISSN： 1884-3360  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イオン液体は水や有機溶媒と異なる特徴をもつため,第 3 の液体として注目を浴びている。筆者らはイオン液体の特異的な性質に注目し,イオン液体を抽出媒体とした液-液抽出法の開発を重ねてきた。本稿では環状化合物のサイズ認識を利用したイオン液体-水二相系における金属イオンおよびタンパク質の抽出について解説する。さらに,イオン液体に抽出されたタンパク質を生体触媒反応へ応用し,イオン液体の生体触媒反応場としての可能性についても議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： 分子認識 ,  *イオン液体 ,  *液液抽出 ,  *金属イオン ,  バイオ触媒 ,  サイズ効果 ,  協同現象 ,  ストロンチウム化合物 ,  クラウンエーテル ,  銀化合物 ,  *チトクロームc ,  過酸化水素 ,  酵素活性度 ,  *接触酸化 ,  反応場 ,  脂環式化合物 ,  ストロンチウムイオン ,  ペルオキシダーゼ活性 ,  銀イオン ,  イオン分子認識
準シソーラス用語： イオン認識

分類 (3件)： 融解塩  (CB05050R) ,  抽出  (CC01040H) ,  触媒反応一般  (CB06080F)

物質索引 (9件)： 2,6-ジメトキシフェノール ,  ジシクロヘキサノ-18-クラウン-6 ,  1-メチル-3-オクチルイミダゾリウム・ヘキサフルオロホスファート ,  5,11,17,23-テトラ-tert-ブチル-25,26,27,28-テトラキス(2-ピリジルメトキシ)ペンタシクロ[19.3.1.1^3,7.1^9,13.1^15,19]オクタコサ-1(25),3,5,7(28),9,11,13(27),15,17,19(26),21,23-ドデカエン ,  フェニル(5-ヒドロキシ-3-メチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-4-イル)ケトン ,  7,16-ジベンジル-1,4,10,13-テトラオキサ-7,16-ジアザシクロオクタデカン ,  2,2′-(1,4,10,13-テトラオキサ-7,16-ジアザシクロオクタデカン-7,16-ジイル)ビス[1-(5-ヒドロキシ-3-メチル-1-フェニル-1H-ピラゾール-4-イル)エタノン] ,  1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン ,  1-(2-ヒドロキシエチル)-3-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン

引用文献 (32件)：

• 1) K. R. Seddon, J. Chem. Technol. Biotechnol., 68, 351 (1997).
• 2) X. Han and D. W. Armstrong, Acc. Chem. Res., 40, 1079 (2007).
• 3) F. Kubota and M. Goto, Solvent Extr. Res. Dev. Jpn., 13, 23 (2006).
• 4) J. G. Huddleston, A. E. Visser, W. M. Reichert, H. D. Willauer, G. A. Broker and R. D. Rogers, Green Chem., 3, 156 (2001).
• 5) Z. Fei, T. J. Geldbach, D. Zhao and P. J. Dyson, Chem. Eur. J., 12, 2122 (2006).

タイトルに関連する用語 (2件)： イオン認識 ,  イオン液体