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J-GLOBAL ID：201402284560736541   整理番号：14A0646444

アセトン由来グラフェン被覆を用いた銅の海水耐性の向上

Enhancement of seawater corrosion resistance in copper using acetone-derived graphene coating

著者 (6件)： HUH Jae-Hoon (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR) ,  KIM Seung Hyun (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR) ,  CHU Jae Hwan (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR) ,  KIM Sung Youb (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR) ,  KIM Ji Hyun (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR) ,  KWON Soon-Yong (Ulsan National Inst. Sci. and Technol. (UNIST), Ulsan, KOR)
資料名： Nanoscale  (Nanoscale)
巻： 6  号： 8  ページ： 4379-4386  発行年： 2014年04月21日 
JST資料番号： W2323A  ISSN： 2040-3364  CODEN： NANOHL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海水中において銅およびその合金は高い耐食性を示すが,これはその表面に形成している保護皮膜による。このため,実際の海水中での利用においては様々な要因でこの皮膜の損傷が生じ,急激な腐食を起こすことがある。本研究においては,このような海水中での耐食性を向上させる目的で,表面にグラフェンを被覆することを提案した。その被覆方法は極めて簡便なもので,銅板上にアセトンをスピンコーティングし,その後,真空中で急速加熱するものである。実験においては,銅箔を供試材とし,アセトンをスピンコーティングした後,真空中で800~1000°Cの範囲で,3分間の熱処理を行なった。処理したサンプルについてXPS,FT-IR分光,Raman分光およびSEMによるキャラクタリゼーションを実施するとともに,電気化学的腐食試験を実施した。この結果,銅箔表面に単層のグラフェンが形成しており,これにより高い海水耐食性を得ることができることを明らかにした。

シソーラス用語： *銅 ,  *炭素材 ,  *被覆 ,  熱処理 ,  薄膜 ,  海水 ,  *耐食性 ,  脂肪族ケトン ,  *グラフェン
準シソーラス用語： 単層膜

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

物質索引 (1件)： アセトン

タイトルに関連する用語 (5件)： アセトン ,  グラフェン ,  銅 ,  海水 ,  耐性