抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中央大学大学院理工学研究科では,従来の専攻区分では対応できない分野の登場に対応し,6つの副専攻(環境・生命,データ科学他)を開講し,学生は自分の専攻とは別に副専攻を選択できるようにしている。本稿では,この副専攻の現状について,「データ科学」副専攻を中心に報告した。まず,「データ科学」の設置理由とその狙いは,現象に対する科学的な認識並びに潜在的モデルの構築を数学的な表現などを用いて行い,データによる現象の解明を体系的に行うための基礎理論を効果的に研究・教育することであると説明した。その上で,横断的人材の育成に関して,教員側の考えるものと学生側の要望するものとを一致させることや,研究活動・就職活動の重要性を指摘し,その解決策として産学連携で取り込むシステムを提案した。このシステムは,1)産学協同での研究プロジェクトの提案,2)企業の若手研究者の大学院への派遣,3)教員と派遣研究者の共同による学生指導など6項目から成る。