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J-GLOBAL ID:201402284741385937   整理番号:14A0552544

西アフリカ,サヘルにおける乾燥土壌の再湿潤化は植物残渣を除去した農地では炭素無機化と窒素無機化を促進しない

Rewetting of Dry Soil did not Stimulate the Carbon and Nitrogen Mineralization in Croplands with Plant Residue Removed in the Sahel, West Africa
著者 (5件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 8-17 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0874B  ISSN: 1882-8450  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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サヘルにおける土壌炭素(C)動態と窒素(N)動態は土壌湿潤サイクルを起こす間欠的降雨によって一次的に促進される。著者らは,農地で圃場試験を実施して,土壌の炭素動態と窒素動態への乾燥土の再湿潤化の影響を評価するために,ニジェールの農地で湿潤乾燥サイクル中に1時間ごとの土壌微生物動態とin situ short-term炭素動態と窒素動態との相関性を分析した。現地の土地管理効果を明らかにするため,3年間植物残渣を除去して発生させた低炭素レベルで実験した。土壌CO2流出と無機窒素を1時間ごとに測定し,現地の微生物バイオマスと微生物活動の変化を模擬降雨事象(Wプロット)と降雨/グルコース(WGプロット)処理によって測定した。乾燥土壌の再湿潤化による土壌微生物動態の促進は明らかではなかったが,Wプロットでは炭素フラッシュ(1.5g C m-2 100h-1)と窒素無機化がみられた。これは,おそらく3年間の植物残渣の無施用によって湿潤乾燥サイクル中に炭素基質が枯渇し,土壌微生物バイオマスと微生物活動が制限されたことが原因である。他方,WGプロットは,主に処理後の微生物バイオマスの増加による明らかな炭素フラッシュ(3.6g C m-2 100h-1)と特異的な窒素固定化がみられた。これらの結果から,植物残渣の除去処理が土壌炭素レベルを容易に崩壊し,湿潤乾燥サイクル中に土壌微生物動態が制限されたことが考えられる。そして,3年間の期間はサヘル地域において,この種の危機的な状態を引き起こすのに十分な長さであるように思える。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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土壌生物  ,  環境因子の生物影響一般 
引用文献 (42件):
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