文献

J-GLOBAL ID：201402284752579210   整理番号：14A0247311

女性管理職育成についての定性的調査からの一考察-昇進の背中をおした事象とは何か-

Women managers: Why do they not creep up to the top?

著者 (1件)： 高田朝子 (法政大)
資料名： 経営行動科学  (Japanese Journal of Administrative Science)
巻： 26  号： 3  ページ： 233-248  発行年： 2013年12月31日 
JST資料番号： L6850A  ISSN： 0914-5206  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在管理職についている,もしくは管理職手前で将来管理職につくことが予想されている女性達を対象に,管理職に就くことを望まない女性が多いとされる中で,彼女たちの「昇進の背中をおした事象とは何か」について,定性的調査に基づいて考察した。具体的には,まず,先行研究における論点から,1)管理職に就くことを躊躇する女性達(技能形成の問題とキャリアモデルの不足),2)昇進における態度変容の要素(経験と自信),を取り上げて検討し,本調査における4つ視点を示した。さらに,地方銀行を対象に,内部昇進した女性達へのインタビュー調査を実施し,その結果に基づいて,「昇進の背中をおした事象とは何か」を,1)未来に対する自信と昇進,2)達成体験の積み重ねと効力感の発生,3)直接的に背中を押した「上司の言語的説得」,4)間接的に影響を与えた上司と同僚-代理体験と社内ネットワーク,5)効力感が背中を押す,の観点から考察した。

シソーラス用語： *管理職制度 ,  *管理者 ,  *女性 ,  *昇進昇格 ,  能力開発 ,  態度 ,  銀行 ,  人間関係 ,  情動 ,  *動機づけ ,  ジョブローテーション ,  人事配置 ,  面接調査 ,  研究
準シソーラス用語： インタビュー調査 ,  スキルアップ ,  管理職 ,  自己効力感 ,  説得 ,  態度変容 ,  定性的研究

分類 (1件)： 職務管理  (KA04020I)

引用文献 (41件)：

• Alexsander, M. 2003 Boardroom networks among Australian directors, 1976 and 1996: The impact of investor capitalism. Journal of Sociology, 39, 231-251.
• Bandura, A. 1977 Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change. Psychological Review, 84, 191-215.
• Bandura, A. 1995 Self-efficacy: The exercise of control, New York: Freeman and Company.
• Burke, R. 1995 Why are there so few women corporate directors? Women and men see it differently. International Review of Women and Leadership, 1(2), 55-60.
• Burt, R. S. 1992 Structural holes: The social structure of competition. Cambridge, Mass.: Harvard University Press.(安田 雪(訳)競争の社会的構造-構造的空隙の理論 新曜社2006)

タイトルに関連する用語 (6件)： 女性 ,  管理職 ,  調査 ,  昇進 ,  背中 ,  事象