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J-GLOBAL ID:201402284826212608   整理番号:14A0558224

日本の山地流域の降雨流出データ-収集データの概要と観測の課題-

Rainfall-runoff Data from Mountainous Catchments in Japan-Summary of Collected Data and Future Issues for Observation
著者 (1件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 19-28  発行年: 2014年01月05日 
JST資料番号: L2597A  ISSN: 0915-1389  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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山地域での水・土砂流出予測精度向上のためには流出観測データが必要であるが,面積10km2以下の流域についてはまとまったデータベースが存在しない。そこで,日本の山地域の10km2以下の流域で得られてきた降雨流出データを文献から収集して数値データ化し,観測流域の位置,地形,地質,土地被覆などの特性を整理したのでその概要を報告する。また,データ収集から見えた観測の課題を整理する。流域面積0.0045~10.4km2の126個の流域から302の降雨流出データが集まった。集まった出水の降雨規模は総降雨量13-416mm,最大1時間雨量2-70mmであった。観測流域は地理的に偏って存在し,特に降雨量や強度が大きく水・土砂災害を防ぐ上でデータが必要な地域で観測データが少なかった。流域面積0.1~10km2での観測データが少なく,この規模の流域のデータは重要であるにもかかわらず観測が容易でない現状があった。大きな降雨時の流出データが少なく,大きな降雨時には流出ピーク時のデータ取得が難しい実態を示した。以上の観測の課題を克服するためにはこれまでと違う観測方法を検討する必要があるかもしれない。(著者抄録)
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分類 (1件):
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水文学一般 
引用文献 (44件):
  • 安藤義久・吉田憲生 1986.山地流域の直接流出特性と流域特性の対応関係に関する研究.水利科学30:36-49.
  • 安藤義久・高橋 裕・伊藤 孝 1981.山地河川の地下水流出の逓減特性とそれに対する流域地質の効果.第25回水理講演会論文集.175-181.
  • 浅野友子・星野晋一郎・内田太郎・秋山浩一 2012a.山地河道における水の流れとマニングの粗度係数の実測.砂防学会誌65 (1):62-68.
  • 浅野友子・内田太郎・渡邉良広・井上広喜・辻 和明・鴨田重裕 2012b.東京大学樹芸研究所青野研究林における山地河道の水理・水文観測.砂防学会誌65(3):65-69.
  • 浅野友子 2010.日本の山地小流域 洪水流出データベース,http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/asano/Index.html(参照:2013/12/18)
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