抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デザイン教育とは元来,教科の枠に納まらない創発の教育であるが,学校教育上では美術表現の一領域に留まっている。美術教員を養成する教育職員免許法上の内容には,美術理論,美術史,彫刻,絵画,デザイン,工芸と様々な領域があるが,世間では「美術=絵画」で一括されがちで,デザインの存在は美術教育の中でも更に薄いのが実状である。本稿では,愛知教育大学におけるデザイン関連授業の学年別指針を示し,「デザイン教育は教育学部から」の信念で注力している「問題解決のためのクリエイティブ提案力」養成の授業(2年次)の流れを紹介した。半年(90分×15回)をかけて,一つの商品・サービスに関する一連の販売促進の企画を8つの段取りで体験する。1)デザインはアイデアではない,2)「お題」の発表,3)観察は仮説思考,4)登るべき山を見つける,5)課題に気づけば答えはそこまで来ている,6)戦略は短い言葉で表すことができる,7)目の付けどころはシャープですか?,8)おさらいを上手にやろう,の8つの各段取りについて,その内容とポイントを説明した。