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J-GLOBAL ID：201402285885569630   整理番号：14A0792423

光合成反応における励起エネルギー移動ダイナミクス

Excitation Energy-Transfer Dynamics in Photosynthesis

著者 (4件)： 橋本秀樹 ,  藤井律子 ,  小澄大輔 ,  杉崎満
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 43  号： 6  ページ： 249-259  発行年： 2014年06月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光合成反応での励起エネルギー移動の機構を紹介し,光合成系の分子構造と機能について説明した。紅色光合成細菌の光合成初期反応を説明し,高速度レーザ分光法を利用したカロテノイドの超高速緩和過程の研究や,フェムト秒時間分解分光法の課題について述べた。また,CARS分光法やポンププローブ法の結果についても述べた。プローブ光のチャープの影響により位相が連続的に時間変化してゆく現象などが観測されている。現在,複雑分子の電子励起状態エネルギーを正確に計算できないが,将来カロテノイドのような分子においても電子励起状態が厳密に計算できるようになる。

シソーラス用語： ポンププローブ法 ,  励起エネルギー ,  *エネルギー移動 ,  時間分解分光法 ,  レーザ分光法 ,  動力学 ,  フェムト秒 ,  光合成細菌 ,  チャープ ,  *光合成 ,  コヒーレント反Stokes分光法 ,  励起状態 ,  *カロテノイド ,  微生物
準シソーラス用語： *カロチノイド

分類 (1件)： 光合成  (EB10020I)

引用文献 (117件)：

• 日本化学会編:人工光合成と有機系太陽電池 (化学同人, 2010).
• 近藤政晴,出羽毅久,南後守:Bio Industry, 29 (2012) 18-26.
• 天尾豊:Bio Industly, 29 (2012) 34-41.
• G. McDermott, S. M. Prince, A. A. Freer, A. M. Hawthornthwaite-Lawless, M. Z. Papiz, R. J. Cogdell and N. W. Isaacs: Nature, 374 (1995) 517-521.
• H. van Amerongen, L. Valkunus and R. van Grondelle: Photosynthetic Excitons (World Scientific, Singapore, 2000).

タイトルに関連する用語 (3件)： 光合成 ,  励起エネルギー移動 ,  ダイナミクス