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J-GLOBAL ID：201402286023670340   整理番号：14A0836180

NMR分光法を用いた蛋白質を沈殿させた血清における代謝物の定量

Quantitating Metabolites in Protein Precipitated Serum Using NMR Spectroscopy

著者 (3件)： GOWDA G. A. Nagana (Univ. Washington, Washington, USA) ,  RAFTERY Daniel (Univ. Washington, Washington, USA) ,  RAFTERY Daniel (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, Washington, USA)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 86  号： 11  ページ： 5433-5440  発行年： 2014年06月03日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： NMRを用いて血清中の代謝物の定量的な解析を行うには,まず,血清中の蛋白質を除去しなければならない。蛋白質除去には,2つの方法,すなわち蛋白質沈殿あるいは限外濾過が適用可能である。著者らは,この2つの方法を比較し,どちらが代謝物分析に適しているかを評価した。血清の蛋白質沈殿では,メタノール,アセトニトリル,過塩素酸,あるいはトリクロル酢酸を用いた。一方,限外濾過は,3kDa以下の物質のみを通す,遠心型フィルターを用いた。代謝物は,一次元と二次元¹HNMR,および¹⁵N-クロラミン標識を用いた二次元¹H-¹⁵NNMRにより分析した。これらの方法により,血清中で44の代謝物を同定した。しかし,限外濾過を用いた場合には,約半数の代謝物で,シグナル強度の低下が見られた。結果としては,血液のNMRによるメタボローム解析には,メタノールによる沈殿が最も適していることが示された。

シソーラス用語： *沈殿 ,  *限外濾過 ,  除去 ,  *陽子磁気共鳴 ,  *二次元NMR ,  窒素15NMR ,  過塩素酸 ,  クロラミン ,  標識法 ,  代謝産物 ,  *血清中濃度 ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪族塩素化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族アルコール ,  メタボローム ,  *異種核二次元NMR ,  *代謝物プロファイリング ,  *蛋白質沈殿 ,  安定同位体標識法
準シソーラス用語： 安定同位体標識 ,  蛋白質除去

分類 (3件)： 各種物理的手法  (CC01030W) ,  有機化合物の物理分析  (CC03034A) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

物質索引 (3件)： アセトニトリル ,  トリクロル酢酸 ,  メタノール

タイトルに関連する用語 (6件)： NMR分光法 ,  蛋白質 ,  沈殿 ,  血清 ,  代謝物 ,  定量