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J-GLOBAL ID:201402286073492796   整理番号:14A0162969

セイヨウトコブシHaliotis tuberculataの貝殻形成時におけるバイオミネラリゼーション遺伝子ルストリンAの特性化及び発現

Characterisation and expression of the biomineralising gene Lustrin A during shell formation of the European abalone Haliotis tuberculata
著者 (9件):
資料名:
巻: 169  ページ: 1-8  発行年: 2014年03月 
JST資料番号: A0956B  ISSN: 1096-4959  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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軟体動物殻は高度に配位したバイオミネラリゼーション過程の注目に値する生産物で,最も一般的に方解石又はあられ石の形で炭酸カルシウムからできている。このバイオマテリアルの例外的な機械的性質は,基礎をなすマントル組織によって分泌される,埋込まれた有機基質によって与えられる。多くの貝殻マトリックス蛋白質は成体の軟体動物殻内で既に同定されているが,幼生の貝殻形成初期の発生段階におけるそれらの存在や役割はよく理解されていない。セイヨウトコブシHaliotis tuberculataにおいて,貝殻は初期のトロコフォア幼生で生じ,被面子幼生の鉱化胎殻に発育する。変態に続いて,幼殻は平らになるように急速に変化し,外顆粒層や内部真珠層を含むより複雑な結晶学的プロフィールを生じる。セイヨウトコブシの貝殻形成に関与するマトリックス蛋白質の中で,ルストリンAは真珠層の形成に参加すると思われる。本研究では,H.tuberculataにおけるルストリンA遺伝子をコードする部分的cDNAを同定し,セイヨウトコブシ発生時におけるその時空的発現を分析した。RT-PCR実験によって,ルストリンAは幼若(変態後)段階の最初に発現されたことから,ルストリンAは幼生の貝殻ではなく幼殻の成分であることを示唆した。マントルの真珠層形成領域と同様,幼若マントル遠位最先端の非真珠層形成細胞でルストリンA mRNAを検出した。ルストリンAは真珠層形成前の幼生7日後に発現した。これらの結果から,ルストリンAが貝殻形成過程で多数の役割を果たすことを示唆し,軟体動物貝殻形成の動的な個体発生性質を強調した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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生物学的機能  ,  動物の生化学  ,  魚類以外の水産動物  ,  発生と分化 

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