抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(k,n)しきい値法ではn個のシェアのうち任意のk個のシェアが集まれば秘密を復元できるが,k個の中に改ざんされたシェアが存在した場合には正しい復元が行えないという問題がある。不正者がc人存在し,全員がシェアの改ざんを行う状況下における正しい秘密の復元と不正者の特定を可能とするため,筆者らは2012年にHarn-Linによる手法の改良策である「改良多数決法」を提案し,正確な秘密の復元と不正者特定が成功するための条件がn-c>c+k-1であることを示した。本稿では成功条件をn-c≧c+k-1に拡大するため,改良多数決法に(c+1,n)しきい値法(cは既知とする)から生成されるチェックシェアを追加で導入した「参加者部分集合法」を提案し,1に近い確率で正しい秘密の復元と不正者全員の正確な特定を実現できることを示す。(著者抄録)