抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,「まちなか菜園」を事例とした都市型農園の現状と利用者ニーズの特性に関する研究について報告した。先ず,研究の方法に関し,対象とする農園の特徴と呼び方,研究対象地,調査・分析方法を報告した。次に,結果に関し,利用者に関する特性,利用者の利用実態に関する特性,菜園の選択理由に関する特性,菜園利用の意向に関する特性を報告した。最後に,考察として,都市型農園の利用実態の特性として,まず年齢層の若さであったこと,菜園の利用動機に関しては,一般的な市民農園の利用者は「休日を有意義に過ごすため」という理由が70%と最も多いこと,菜園に行くまでにかかる時間の希望に関しては,15分以内が48%であったこと,区画面積を大きくしたい理由としては,まちなか菜園利用者の63%が「もっといろいろな種類の農作物を作ってみたいから」であったこと,希望する施設の内容に関しては,まちなか菜園利用者では「農作物の栽培方法や料理方法の講習を受けるための施設」が56%であったこと,希望するサービス内容を比較すると,まちなか菜園利用者では「イベント」「料理講習会」への希望が多い一方で,市民農園利用者にはその傾向が見られないこと,今後の利用意向に関する特性としては,狭小な利用面積にも関わらず「現在の利用面積より大きくしたい」との希望を持つ利用者は一般的な市民農園利用者より少ないこと等を報告した。