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J-GLOBAL ID：201402287113505744   整理番号：14A0304311

オリゴピロール誘導体のらせん構造制御

Helical Chirality Control of Oligopyrroles

著者 (1件)： 瀬恒潤一郎 (神戸大 大学院理学研究科)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 72  号： 3  ページ： 280-291  発行年： 2014年03月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポルフィリン類似体の化学は1990年代から進展し,ポルフィリンとは異なる多様な構造や性質が明らかにされてきた。著者らは環サイズの大きな8の字型のポルフィリン類似体の立体配座変化について研究を行ってきた。本報ではいくつかのポルフィリン類似体の合成,螺旋不斉の誘起を中心に,非環状オリゴピロール誘導体の立体配座変化に関する研究も含め,以下の項目に分けて著者らの研究成果を述べた。1)オリゴピロールの合成,2)オクタフィリンの動的構造,3)カルボン酸のキラリティセンシング,4)金属挿入反応におけるヘリシティ誘起と固定,5)金属錯体による不斉アニオン種の捕捉,ヘリシティ誘起と反転のオンオフ制御,6)非環状ヘキサピロール複核パラジウム錯体の立体配座変化。

シソーラス用語： 大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  配座転移 ,  *ヘリシティ ,  ヘリックス構造 ,  オリゴマ ,  性質 ,  キラリティ ,  *ポルフィリン類 ,  ピロール類
準シソーラス用語： ピロール誘導体 ,  螺旋構造 ,  *立体配座変化

分類 (2件)： 八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

引用文献 (110件)：

• 1) (a) R. Paolesse, D. Monti, S. Nardis, C. Di Natale, “Handbook of Porphyrin Science”, Vol. 12, eds. by K. M. Kadish, K. M. Smith, R. Guilard, World Scientific, Singapore, 2011, p 121
• (b) N. Berova, G. Pescitelli, A. G. Petrovic, G. Proni, Chem. Commun., 45, 5958 (2009)
• (c) N. Berova, L. Di Bari, G. Pescitelli, Chem. Soc. Rev., 36, 914 (2007)
• (d) V. V. Borovkov, G. A. Hembury, Y. Inoue, Acc. Chem. Res., 37, 449 (2004)
• (e) C. Wolf, K. W. Bentley, Chem. Soc. Rev., 42, 5408 (2013)

タイトルに関連する用語 (2件)： 誘導体 ,  らせん構造