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J-GLOBAL ID:201402287165072609   整理番号:14A0630878

量産のための飼育システムの開発 第2章 安定的大量生産のための仔魚用飼餌料の開発と仔魚飼育条件の解明 3 飼育規模拡大のための飼育技術の改良

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資料名:
号: 507  ページ: 157-166  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(ア)従来より規模を拡大した飼育水槽を用いた飼育方法の検討:100L規模の水槽を用いてシラスウナギまでの飼育に成功し,2%以上のシラスウナギが得られた飼育事例もあった。この結果,現行の飼育法式が従来の10倍の100L規模でも適用できることが明らかとなった。しかし飼育成績は10L規模の水槽よりも劣り,その原因は仔魚の視認性が劣るためではないかと考えた。(イ)飼育作業の一部を自動化した飼育方法の検討:壁面に向けて注水を吹き付ける方法で残餌洗浄作業を自動化し,シラスウナギまでの飼育に成功した。この結果,残餌洗浄作業は機械化によって省略できる可能性が示された。ただしコストが高いことと,生残率が悪いことが問題であった。コスト高は注水管の構造が複雑であること,低生残率は試作水槽の仔魚の視認性が悪かったことが原因ではないかと考えた。(ウ)移槽に伴う作業の軽減に関する検討:現行のウナギ仔魚飼育では1日1度の移槽作業が必須であり,移槽後には移槽元水槽に残った仔魚がいないかどうかを確認して,もしいればピペットで1尾ずつ移す必要がある。本課題ではデカントで飼育水ごと仔魚を移槽先水槽に移すことで200日齢までの飼育に成功した。また,水槽壁面を1日2度スポンジで拭うことで,水槽交換をせずに200日齢までの飼育に成功した。これらの結果から,仔魚を視認しなくても仔魚にとって安全な移槽が可能であること,また移槽をしなくても長期の飼育が可能であることが示された。(エ)給餌方法の簡略化の検討:自動給餌システムを2種類構築して飼育試験を行った。また飼料を凍結して1cm角にしたものを調製し,これを給餌する飼育試験を行った。いずれも20日齢までの飼育に成功しておらず,原因を究明中である。(オ)初期仔魚の適正な飼育条件の検討:ウナギは開口までの日数が比較的長く,また給餌開始が可能な期間も比較的長いが,現行のふ化仔魚の管理法の下で適切な給餌開始時期について検討し,5から6日齢に給餌を開始すると20日齢までの飼育成績が最も良くなることを見出した。また現行の飼育法よりも飼育水温を高め,給餌頻度を高めた場合に飼育成績に与える影響を検討し,飼育水温と給餌頻度を両方高めると20日齢までの成長が改善するが,飼育水温のみを高めると20日齢までの生残率が下がることを示した。...(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  増養殖の技術 
引用文献 (6件):
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