抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)は第一世代(1G)および2G移動通信システムの国際標準化において複数の方式併記を許し,国際統一化に失敗した。そこで3Gシステム「将来の公衆陸上移動通信方式(FPLMTS)」の国際標準化を目指し,作業班IWP8/13(後のタスクグループTG8/1)を設け,2000年頃の商用化を目指し,1986年に第1回会合を開き,審議を開始した。1997年にFPLMTSをIMT-2000と改称し,2000年にはCDMAおよびTDMAから成る「IMT-2000無線インタフェース詳細仕様」を完成し,後に正規の勧告ITU-R M.1457として承認された。ここに至るまでの紆余曲折を説明した。IMT-2000に関わるITU電気通信標準化部門(ITU-T)による信号方式の検討,世界の移動通信事業者の集まりであるOHGによるCDMAのハーモナイズ案策定等を紹介した。国際標準となる技術仕様を効率的に作成するための二つの第三世代パートナーシッププロジェクト,3GPP1および3GPP2を紹介した。