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J-GLOBAL ID：201402287948365463   整理番号：14A0146364

福島における植物による農地からの放射性セシウム汚染除去の検証

Verification of radiocesium decontamination from farmlands by plants in Fukushima

著者 (4件)： KOBAYASHI Daisuke (Fukushima Medical Univ., Fukushima, JPN) ,  OKOUCHI Toshiyasu (Fukushima Medical Univ., Fukushima, JPN) ,  YAMAGAMI Mutsumi (Inst. Environmental Sci., Aomori, JPN) ,  SHINANO Takuro (NARO Tohoku Agricultural Res. Center, Fukushima, JPN)
資料名： Journal of Plant Research  (Journal of Plant Research)
巻： 127  号： 1  ページ： 51-56  発行年： 2014年01月 
JST資料番号： G0618A  ISSN： 0918-9440  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,植物よって福島の農地から放射性セシウムの汚染除去を検証して,ファイトレメディエーションのために有用植物をスクリーニングすることである。農作物の3つのファミリー(キク科,マメ科及びイネ科)からの13の種は,浅いかつ深い栽培圃場(各々0~8と0~15cmの耕起)で育てられた。耕起の深さを変えることによって,土壌の根システムと放射性セシウム間の異なる接触区域にすることを予想した。放射性セシウム¹³⁴Cs及び¹³⁷Csの原因による植物の放射性値は,各々乾物重量当たり22~179及び29~225Bqkgであった。浅い圃場で育てられる植物に対する¹³⁴Cs及び¹³⁷Cs変換因子は,それぞれ0.021~0.12と0.019~0.13の範囲であって,幾何学平均値は0.051及び0.057であった。深い圃場で育てられる植物に対する¹³⁴Cs及び¹³⁷Cs変換因子は,各々0.019~0.13と0.022~0.13の範囲であって,幾何学平均値は0.045及び0.063であった。栽培(ファイトレメディエーション能力)中の汚染土壌由来の放射性セシウムの減少を評価するために減少率を計算したが,どの植物も試験圃場間における土壌の放射性セシウムの顕著な減少はなかった。これらの結果は,数年の間経過観察されなければならなくて,更なる試験によって,ファイトレメディエーション技術が放射能のように汚染された農地に適用できるかどうかを評価することを要求される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 福島県 ,  植物 ,  農地 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  放射能汚染 ,  除去 ,  浄化 ,  検証 ,  バイオレメディエーション ,  汚染除去 ,  *セシウム放射性同位体 ,  廃棄物処理 ,  処理 ,  生物学的廃棄物処理
準シソーラス用語： 除染 ,  *放射性セシウム

分類 (3件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  土壌化学  (FB04040C) ,  物質の代謝  (EH02050Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 福島 ,  植物 ,  農地 ,  放射性セシウム汚染 ,  検証