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J-GLOBAL ID:201402288138049464   整理番号:14A1179358

天然培養実験により明らかにした天然ブナ林における土壌呼吸の時間的変化の支配因子

Controlling factors of temporal variation of soil respiration in a natural beech forest as revealed by natural incubation experiments
著者 (5件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 789-799  発行年: 2014年09月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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微生物は有機基質を分解してエネルギーを得る。この過程は二酸化炭素(CO2)を放出し,また陸上生態系における土壌炭素放出の主因でもある。微生物構成のゆらぎは森林における正味CO2放出に有意に影響する。この因子は相互相関するために,どのようにしてそれらが土壌呼吸(Rs)に直接と間接的に影響するかを調べることは課題である。本稿では,天然ブナ林中の土壌有機炭素(SOC),土壌有機窒素(SON),微生物多様性(Simpsonの多様性指数により示されるDsim),および全微生物DNA濃度を含むRsに影響される土壌特性を,相互作用変数間の因果関係を明確に推定できる構造方程式モデリング(SEM)により評価した。その結果,Dsim,地温,SOC,およびSONの減少が天然条件下のRsに直接と間接的に明らかに影響することを示した。温度の上昇は一次因子であり,成長季節中にRsの減少を促進させた。DsimはRsに対する直接的プラス効果をもつ唯一のパラメータであり,これは微生物多様性からRsを正確に予測できることを示した。土壌養分因子は間接的にDsimを通じてRsに影響し,これもまた土壌の物理と化学的特性により影響された。SONとRs間の有意な共変性(0.42,p<0.001)は多重相互作用変数が土壌活性に影響することを示した。現在の研究はSEMがRsに関する複雑な機能過程を示しているにもかかわらず,植生や酵素動力学のような影響因子のさらなる研究が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林生物学一般  ,  土壌学一般 

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