パンコムギにおける多重遺伝子族TaHKT2;1の特性化と植物のNa<sup>+</sup>とK<sup>+</sup>状態における遺伝子メンバーの役割

ARIYARATHNA HA Chandima K; ARIYARATHNA HA Chandima K; UL-HAQ Tanveer; UL-HAQ Tanveer; UL-HAQ Tanveer; COLMER Timothy D; FRANCKI Michael G; FRANCKI Michael G

文献

J-GLOBAL ID：201402288882024585 整理番号：14A1057756

パンコムギにおける多重遺伝子族TaHKT2;1の特性化と植物のNa⁺とK⁺状態における遺伝子メンバーの役割

Characterization of the multigene family TaHKT 2;1 in bread wheat and the role of gene members in plant Na⁺ and K⁺ status

出版者サイト複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=14A1057756&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=14A1057756&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U7027A") }}

著者 (8件)： , , , , , , ,
資料名：
巻： 14 号： June ページ： 14:159 (WEB ONLY) 発行年： 2014年06月
JST資料番号： U7027A ISSN： 1471-2229 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

背景:多重遺伝子族TaHKT2;1メンバーは根Na⁺取込の可能的役割を持つNa⁺輸送体として同定されている。本メンバーの既存完全長cDNAを,TaHKT2;1ファミリー全メンバーを同定するため,国際コムギゲノム調査シーケンスのクエリの基盤として使用した。個別TaHTK2;1遺伝子を,遺伝子及び予測蛋白質構造,プロモータ変異性,組織発現およびコムギのNa⁺及びK⁺状態における役割解明のため検討した。結果:六倍体コムギ染色体7Aと7Bと7Dで,4つの機能性遺伝子(TaHKT2;1 7AL-1,TaHKT2;1 7BL-1,TaHKT2;1 7BL-2及びTaHKT2;1 7DL-1)と,2つの疑似遺伝子(TaHKT2;1 7AL-2及びTaHKT2;1 7AL-3)を特性化した。陽イオン特異性についての蛋白質ドメインと遺伝子プロモータにおける塩応答シス調節要素の変異を機能性TaHKT2;1メンバー間で同定した。機能性遺伝子は根と葉鞘において低及び高NaCl条件下で発現していたが,葉身ではダウンレギュレートされていた。選択的スプライシング事象はTaHKT2;1 7AL-1において証明された。各機能性遺伝子欠失異数性系統を,各TaHKT2;1メンバの潜在的役割同定のため高NaCl溶液で生長させた。TaHKT2;1 7AL-1,TaHKT2;1 7BL-1及びTaHKT2;1 7BL-2欠失異数性系統は鞘でのより高いNa⁺以外,チャイニーズスプリング間でNa⁺濃度において差異を示さなかった。外部溶液において高NaCl(200mM)下でのみ同じ異数性系統は根と鞘と最も若年の完全伸張葉でより低K⁺を示した。TaHKT2;1 7DL-1欠失異数性系統とチャイニーズスプリング間では全処理でNa⁺とK⁺濃度に差異は無かった。結論:TaHKT2;1遺伝子は既報仮説とは対照的に,本実験条件下では,パンコムギ苗において根Na⁺取込制御において見かけの役割を示さなかった。しかし,TaHKT2;1遺伝子または7ALにおける同一染色体領域の実際の他遺伝子は根から鞘へのNa⁺輸送を制御し,異なる植物組織でのK⁺レベルを制御する候補かもしれない。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , , , , , , ,
, , ,

麦 , 細胞膜の輸送

, , , , , ,

前のページに戻る

パンコムギにおける多重遺伝子族TaHKT2;1の特性化と植物のNa+とK+状態における遺伝子メンバーの役割

パンコムギにおける多重遺伝子族TaHKT2;1の特性化と植物のNa⁺とK⁺状態における遺伝子メンバーの役割