文献
J-GLOBAL ID:201402289057833183   整理番号:14A1377975

アクティブ乾燥Saccharomyces cerevisiae製剤による,泌乳牛の亜急性第一胃酸性症の影響の緩和

Active dry Saccharomyces cerevisiae can alleviate the effect of subacute ruminal acidosis in lactating dairy cows
著者 (5件):
資料名:
巻: 97  号: 12  ページ: 7751-7763  発行年: 2014年12月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,亜急性第一胃酸性症を発症させるような飼料を給与した場合の,アクティブ乾燥Saccharomyces cerevisiae製剤(ADSC)の補足給与が乾物食餌量,乳収量,乳成分,第一胃内pH及び微生物群に及ぼす影響を調べることにある。試験は,16頭のホルスタイン乳牛を供し,ADSCを8×1010cfu/頭・日補足給与する区(ADSC区)と無給与の対照区を設定して,10日間かけて行った。1~6週間は,すべの乳牛に牧草の割合が高い飼料(HF)を供与し,7週目からは濃厚飼料の割合が高い飼料(HG)を給与し,食餌量と乳収量を毎日調査した。pHは,試験開始前,6,7,10週目に,胃内に装置を取り付けるシステムで,1~2日/週,連続記録した。第一胃内容物は,試験終了時に採取し,RT-PCR法で微生物群の相対変化を調べた。ウシは,pH5.6以下の状態が300分/日以上になるとSARAになるとされている。6週目の第一胃内pHは区間差がなく,pH5.6以下期間は15±46分/日であった。HFからHGに切り替えた7週目にはSARAが発症し,pH5.6以下期間551±46分/日で,区間差は見られなかった。10週目の第一胃内のpHは,ADSC区が,対照区と比べて低く推移した(pH5.6以下期間122±57:321±53分/日)。加えて,ADSC区では,8~10週目の乾物食餌量が多く,全揮発性脂肪酸濃度,プロピオナート濃度が高く,アセタート:プロピオナート比が低かった。10週目の微生物調査の結果,ASDC区でセルロース分解性微生物の大幅な増加が観察されるとともに,SARA発症期間中にグラム陰性菌であるPrevotella albensisの顕著な減少が見られ,Prevotella類が第一胃内に炎症を起こさせるリボ多糖類の供給源であることが示唆された。以上の結果から,ASDCの補足給与は,HFからHGへの切り替えによって引き起こされるSARAの症状を緩和し,第一胃内のセルロース分解性微生物数を増加させて,第一胃の働きを改善する効果が期待できると考察された。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の動物病  ,  牛 

前のページに戻る