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J-GLOBAL ID：201402289258568364   整理番号：14A1471349

北海道千歳川で冬季に自然産卵する野生サケの現状

著者 (3件)： 長谷川功 (水産総合研究セ 北海道区水研) ,  宮内康行 (水産総合研究セ 北海道区水研) ,  清水智仁 (水産総合研究セ)
資料名： 魚類学雑誌  (Japanese Journal of Ichthyology)
巻： 61  号： 2  ページ： 125-127  発行年： 2014年11月05日 
JST資料番号： Y0752A  ISSN： 0021-5090  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道内の河川に産卵遡上するサケ(Oncorhynchus keta)は,そのほとんどが放流魚だと考えられてきたが,自然産卵により産まれた野生魚も多く含まれることが示されている。千歳川のサケの遡上ピークは9~10月(通称,走り群)と12~2月(通称,後取り群)だが,後取り群は野生魚の占める割合が多いことが知られている。しかし,千歳川の後取り群に関する知見は十分とは言い難いため,本稿では,野外調査で得られた興味深い知見を報告した。

シソーラス用語： *サケ ,  *回遊 ,  河川 ,  *水生動物 ,  冬 ,  母川回帰 ,  放流 ,  *産卵回遊 ,  種苗放流 ,  *天然魚
準シソーラス用語： *Oncorhynchus keta ,  千歳川 ,  冬季

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (12件)：

• 長谷川 功・森田健太郎・岡本康孝・大熊一正. 2013. 人工ふ化放流河川におけるサケの成熟齢と成熟体サイズの野生魚-放流魚間比較. 日本水産学会誌, 79: 657-665.
• Ito, T., M. Nakajima and K. Shimoda. 2005. Abundance of salmon carcasses at the upper reach of a fish trap. Ecol. Res. 20: 87-93.
• Ito, T. and M. Nakajima. 2009. Abundance of salmon carcasses at the upper reach of an adult salmon trap: ten years of observation at a tributary of the Chitose River, Hokkaido, northern Japan. Sci. Rep. Hokkaido Fish Hatchery 63: 1-7.
• 菊池基弘. 2012. 水産研究のフロントから~千歳サケのふるさと館~. 日本水産学会誌, 78: 510.
• 小林哲夫. 2009. 日本サケ・マス増殖史. 北海道大学出版, 札幌. 324 pp.

タイトルに関連する用語 (6件)： 北海道 ,  千歳川 ,  冬季 ,  産卵 ,  サケ ,  現状