文献

J-GLOBAL ID：201402289844289288   整理番号：14A0762575

防波柵による津波浸水流の低減効果及び波力に関する実験的研究

REDUCTION OF TSUNAMI INUNDATION FLOW AND TSUNAMI FORCE BY A POROUS VERTICAL BARRIER MOUNTED ON A SEAWALL

著者 (5件)： 楳田真也 (金沢大学 理工研究域環境デザイン学系) ,  斎藤武久 (金沢大学 理工研究域環境デザイン学系) ,  古路裕子 ((株)日本パーツセンター 設計部) ,  中口彰人 ((株)日本パーツセンター 設計部) ,  石田啓 (金沢大学)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 69  号： 2  ページ： I.323-I.328 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海岸護岸上に設置されていた透過性のある防波柵が背後地の被害軽減に役立ったと推測される事例が確認されているものの,防波柵の津波浸水流の低減効果や減災機能の定量的な評価はされていない.本研究では津波に対する防波柵の効果や津波波力の基本特性を明らかにするために,護岸や柵の構造的条件や段波津波の条件を系統的に変化させた段波実験を行い,柵衝突時の段波津波の挙動,重複波高の増幅,浸水深・流速及び波力の低減比率を調べた.その結果,柵の遮蔽率が一定の場合,浸水流速の低減効果は相対的波高が小さい程高まるが,浸水深や作用波力は重複波高が柵高の半分以上柵高以下の段波に対して低減効果が高まること,不透過壁の波力と比べた防波柵の波力の減少量は柵面での遮蔽面積の減少分より大きく,防波柵にかかる波力はかなり低減できる可能性があること等が分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  段波 ,  波高 ,  深さ ,  浸水 ,  流速 ,  波力 ,  護岸 ,  越波 ,  *防護柵 ,  多孔板 ,  水理模型試験 ,  透過 ,  遮蔽 ,  越流 ,  *水流
準シソーラス用語： 海岸護岸 ,  重複波高 ,  浸水深 ,  *浸水流 ,  多孔金属板 ,  *段波津波 ,  *防波柵

分類 (2件)： 高速水流  (RC10070B) ,  海岸工学  (RC13000X)

タイトルに関連する用語 (6件)： 柵 ,  津波 ,  浸水 ,  低減効果 ,  波力 ,  実験的研究