抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「カッタクルガン」は旧ソ連原産の欧州ブドウで,オリエンタリス群に属する黄緑色ブドウである。果実試験場が1965年に導入,試作栽培試験の結果,経済栽培には向かないが育種素材として評価された。「カッタクルガン」の果実は果粒重12.7g程度,はく皮は「巨峰」より難しく,むきにくい。糖度は15%程度,酸含量は0.35g/100ml程度である。果肉特性は崩壊性,果実硬度は「巨峰」と同程度,香気,渋みはない。降雨が多いと果梗基部に裂果が激しく発生する。黒とう病,べと病の耐病性はない。「カッタクルガン」は育種に重要な形質である雄ずい反転性を有する。「カッタクルガン」およびその後代を育種親とする品種を表に示した。最近注目されている「シャインマスカット」,「ナガノパープル」,「瀬戸ジャイアンツ」は「カッタクルガン」の後代を用いて育成された。