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J-GLOBAL ID:201402290412241681   整理番号:14A1453810

UV照射誘発DNA損傷時のポリコーム蛋白質媒介ヒストン修飾の動力学

Dynamics of polycomb proteins-mediated histone modifications during UV irradiation-induced DNA damage
著者 (7件):
資料名:
巻: 55  ページ: 9-18  発行年: 2014年12月 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ポリコーム群(PcG)複合体は,クロマチン修飾因子で転写抑制因子であることが知られている。本研究では,ヒストン修飾PcG複合体がカイコのBombyx moriにおいて紫外線(UV)誘発DNA病変の修復過程に関与することを報告した。PcG遺伝子が欠落したカイコ細胞はUV-C照射に過敏に反応し,細胞増殖の阻害がみられた。興味深いことに,本研究で合成したカイコ-ヒトキメラH2A蛋白質のSQ位置がUV-C曝露で急速にリン酸化し,カイコ細胞のDNA損傷に対する応答をモニタリングするマーカーとして用いることができた。これらのUV-C照射状態下において,H2AZではみられなかったものの,H2AXのPRC1媒介ユビキチン化が減少し,この反ユビキチン化がそのリン酸化に依存していないことが分かった。対照的に,UV-C照射は,他のPcGサブ複合体PRC2によって促進される転写性サイレントクロマチン標識のヒストンH3上のリシン27(H3K27me3)のトリメチル化を増加させた。これらの結果から,初めてカイコのUV-C病変に応じたクロマチン再構築の確証が得られ,DNA損傷の効率的な修復における開いたクロマチン構造作成に寄与するPcG複合体媒介ヒストン修飾における他の役割が明らかになった。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響  ,  分子遺伝学一般  ,  蚕 

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