文献
J-GLOBAL ID:201402290417033483   整理番号:14A0448573

格子上での陽子崩壊行列要素

Proton decay matrix elements on the lattice
著者 (4件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 014505.1-014505.14  発行年: 2014年01月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 1550-7998  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
陽子崩壊のハドロン行列要素は,陽子寿命などの低エネルギー観測量と大統一理論を結びつける本質的な要素である。この論文では,一般のバリオン数を破る4体フェルミオペレータを通じた核子の擬スカラーと反レプトンへの崩壊過程に関係する行列要素を非摂動的に計算した。Nf=2+1フレーバー(縮退したu,dクォークとsクォーク)の動力学的ドメインウォールフェルミオンの下での格子QCDを用いた。3点関数からの行列要素の測定は,カイラル摂動論を用いない直接的方法で行い,格子離散化効果,オペレータ繰り込み,カイラル外挿などによる誤差を小さくすることに努めた。物理的運動学の下での(核子)-(3クォークオペレータ)-(中間子)3点関数の非摂動的繰り込みをL3σ≒3fm3の体積で直接的方法で行うことにより,初期陽子または中性子から終状態π中間子またはK中間子への可能な遷移過程に対する関係する形状因子を求めた。以前の計算は,この行列要素の系統誤差を過少評価していたが,この研究では初めてそれらを十分に制御し,それらのほとんどんどを取り除くと同時に残りの誤差を評価してすべての関係する形状因子の系統誤差を求めた。しかし,全誤差は,π中間子終状態に対しては30%-40%,K中間子終状態に対しては20%-40%と比較的大きくなった。主な不定性はカイラル外挿と有限体積効果の複合誤差に影響を与える統計的誤差,特にp→e+π0崩壊モードによるものであった。統計誤差減少化の新しく開発された手法でこの結果の改善が期待されるが,現在のところ,現象論的応用においてはこの論文の結果が尊重されるべきである。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
バリオンの崩壊  ,  強い相互作用の模型 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る