抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各スポーツメーカーは4年に一度のオリンピックの年に照準を合わせスポーツ用品の開発を行っている。さらに,2020年の東京オリンピック開催が決まり,日本国内ではますますスポーツ用品開発に力が注がれる。2011年での日本のスポーツ用品開発規模はアメリカ,ドイツについで世界第3位になっている。今後,スポーツメーカーと素材メーカーが手を取り合い,日本のスポーツ用品開発力を世界に示すチャンスである。本文では,「スポーツ用品]と「スポーツ用品素材」の可能性についてまとめた。昔から新素材が生まれると,まずスポーツ用品に使われてきた。その理由は大きく二つある。一つは,スポーツ用品は付加価値が高いため,高価な新素材を使うことが可能であること。もう一つは,話題性といえる。例えば,有名選手がオリンピックでスポーツ用品を使用し結果を出せば,素材にも注目がいくからである。エレッセの創設者であるレオナルド・サルバディオ氏は,「スポーツウェアはそれ自体が道具でなければならず,機能を備えた美に基づかなければならない」また「ウエアは2枚目の皮膚である」と言っている。スポーツウェア素材は,見た目では風合い,光沢,素材感など。快適性では保温性,通気性,防風性,防水性など。耐久面では引張り・引裂・破裂強度,摩耗性,耐候性,染色堅牢性(色落ち)など。特に機能面では低抵抗,軽量性,高強度,仲縮性などが重要とされている。