抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ロボットの行動は,センサや画像処理などの外界情報の認識,認識結果と,ユーザからの要求を用いた動作計画によって作成される動作指令,動作指令を実行する制御によって行われる。動作計画による動作指令作成は,現状は,ユーザからの要求に対してコーディングされる。マニピュレータの障害物回避や,ロボットモーションの生成など,様々な手法で動作指令が算出されている。本稿では,モーションプランニングの自動化に向けて必要となるロボットモーション実行基盤の開発結果を述べた。開発したロボットモーションの実行基盤は,実機に搭載するアクチュエータの角度通信方式が異なる場合においてもモーションを実行することが可能である。このため,通信方式の異なるサーボモータが混在している場合においてもモーションの実行が可能となっている。また,少ない基本モーションで多くのモーションが実行可能となるモーションの合成が可能である。さらに,センサフィードバック処理を可能にする仕組みを組み込んだ。センサフィードバック処理は,あるモーションに対して一つあるいは複数のセンサフィードバックを追加していくことが可能である。この仕組みは,モーションの合成によって生成されたモーションを使用することも可能である。そのため,少ない基本モーションでもセンサフィードバックによって環境に対応したモーションを実行することができる。