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J-GLOBAL ID：201402291723101260   整理番号：14A1296869

静電塗装機清掃時に発生した火災の着火源に関する実験的考察

Experimental Investigation of the Cause of Fire during Cleaning an Electrostatic Spray Coater

著者 (1件)： 山隈瑞樹 (労働安全衛生総合研)
資料名： 安全工学  (Journal of Japan Society for Safety Engineering)
巻： 53  号： 5  ページ： 325-331  発行年： 2014年10月15日 
JST資料番号： F0587A  ISSN： 0570-4480  CODEN： ANKOBG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ベル型静電塗装機の清掃作業中に発生した火災の原因調査を行った。ベルカップに接地体が接近するときに発生する火花放電は,高電圧ケーブルとベルカップに蓄積された静電エネルギーが源であり,放電距離は,ベルカップと接地体との間にプラスチック製ビーカや軍手が存在する場合の方がより大きくなった,気温10°C以下の実験において,ガラスビーカに入れたアセトンを着火するには,放電路が液面近傍を通過する必要があり確率は低いと推定された。一方,軍手がアセトンで濡れている場合には比較的容易に着火することが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *静電塗装 ,  *清掃 ,  *着火 ,  *火災 ,  放電ギャップ ,  火花放電 ,  塗装設備 ,  事故調査 ,  事故防止 ,  脂肪族ケトン ,  火災原因 ,  再現実験 ,  *静電気放電 ,  *ベル塗装機 ,  間隙 ,  長さ ,  幾何学量
準シソーラス用語： *ベル型塗装機

分類 (3件)： 塗装・塗装設備一般  (YJ04010M) ,  火災  (RA02020B) ,  放電一般  (BJ03010I)

物質索引 (1件)： アセトン

引用文献 (8件)：

• 例えば,真岡市建設機械工場における火災,平成26年1月16日付下野新聞(2014)
• 厚生労働省,リスクアセスメントの実施支援システム,塗装作業, http://anzeninfo.mhlw.go.jp/risk/ risk_index.html (2014)
• 石塚末豊他,塗装,朝倉書店p.116(1989)
• JIS T 8103:2010,静電気帯電防止靴(2010)
• JIS C 61340-4-1:2008,静電気-第4-1部:特定応用のための標準的な試験方法-床仕上げ材及び施工床の電気抵抗(2008)

タイトルに関連する用語 (5件)： 静電塗装機 ,  清掃 ,  火災 ,  着火 ,  実験