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J-GLOBAL ID：201402292144662655   整理番号：14A0127675

ハクサイ黄化病菌Verticillium dahliaeとV.longisporumの分布と圃場診断に基づいた防除

著者 (13件)： 池田健太郎 (群馬県農技セ) ,  酒井宏 (群馬県農技セ) ,  田中一史 (群馬県農技セ) ,  柴田聡 (群馬県農技セ) ,  坂野真平 (東洋大 生命科学) ,  藤村真 (東洋大 生命科学) ,  渡邊健 (茨城県農業総合セ 農研) ,  山岸菜穂 (長野県野菜花き試) ,  藤永真史 (長野県野菜花き試) ,  小木曽秀紀 (長野県野菜花き試) ,  串田篤彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究セ) ,  吉田重信 (農業環境技術研) ,  對馬誠也 (農業環境技術研)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 68  号： 1  ページ： 30-33  発行年： 2014年01月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハクサイの黄化病は,輪作体系でも抑制が困難な土壌病害である。本稿では,本種の同定と分類,分布,および土壌病害診断法を解説した。本種は特にアブラナ科に対して強い病原性を示し,病徴としては維管束の褐変を引き起こす。本種の分布については,形態的特徴と18SrDNAやチトクローム遺伝子などを用いて調べた結果を図表で示した。本病を助長するキタネグサレセンチュウの密度指標も加味した圃場診断に基づいて,土壌消毒への依存度を下げる試みとしてエンバクの間作とすき込みによる密度抑制法を組み合わせた総合的防除法を検討した。結果的に,本圃場診断法は防除法の組み合わせを選択する上で有効であるとの示唆を得た。

シソーラス用語： 総合防除 ,  感染経路 ,  病害防除 ,  植物病害 ,  Verticillium ,  *ハクサイ ,  ネグサレセンチュウ ,  ゲル電気泳動 ,  *診断 ,  カラスムギ属 ,  エンバク ,  間作 ,  土壌管理 ,  *植物病原菌 ,  微生物検査 ,  DNA【核酸】 ,  土壌菌類
準シソーラス用語： 18SrDNA ,  Avena strigosa ,  Brassica rapa var. pekinensis ,  HeSoDim ,  PCR-DGGE法 ,  Pratylenchus penetrans ,  Verticillium dahliae ,  Verticillium longisporum ,  キタネグサレセンチュウ ,  *ハクサイ黄化病菌 ,  黄化病 ,  土壌消毒 ,  *圃場診断

分類 (3件)： 野菜  (FC03043X) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  栽培的防除  (FC05020Q)

引用文献 (17件)：

• ECKERT, J. W. (1962) : Phytopathology 52 : 642~649.
• 廣田耕作・加藤喜重郎(1980):日植病報46:395(講要).
• 堀内誠三ら(1990):同上56:391(講要).
• HORIUCHI, S. et al. (1990) : Biological control of soil-borne plant pathogens, CABI publishing, Wallingford, p.285~298.
• HOWELL, C. R. (1970) : Phytopathology 60 : 488~490.

タイトルに関連する用語 (7件)： ハクサイ ,  黄化 ,  Verticillium ,  分布 ,  圃場 ,  診断 ,  防除