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J-GLOBAL ID：201402292523944790   整理番号：14A0692035

多発性硬化症の再発と寛解の免疫学

Immunology of Relapse and Remission in Multiple Sclerosis

著者 (1件)： STEINMAN Lawrence (Stanford Univ., California)
資料名： Annual Review of Immunology  (Annual Review of Immunology)
巻： 32  ページ： 257-281  発行年： 2014年 
JST資料番号： H0828A  ISSN： 0732-0582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 神経系の自己免疫疾患である多発性硬化症(MS)の多くは,再発と寛解を繰り返すタイプ(RRMS)が大部分である。この総説では,再発と寛解がどのような免疫機構によって起こるかについて,これまでの知見をまとめて,以下の点を中心に議論した。(1)臨床的には,再発は脳や脊髄など中枢神経系(CNS)での急性炎症を伴う,(2)再発の後には,ある程度の寛解の時期が訪れる,(3)再発の過程にはI型,II型インターフェロンなどのサイトカインが関与する,(4)RRMSの治療薬として9種類が認可されているが,有効なのはα4インテグリンに対するヒト化抗体(ナタリツマブ)であり,このものは,CNSへの単核細胞のホーミングを抑制する。これらの議論を踏まえて,より効果的で安全な治療薬の開発の必要性を提言した。

シソーラス用語： *多発性硬化症 ,  視神経炎 ,  脊髄炎 ,  *自己免疫病 ,  *中枢神経系 ,  *炎症 ,  *インターフェロン ,  インテグリン ,  抗体 ,  単球 ,  再循環 ,  細胞移動 ,  分子標的治療薬
準シソーラス用語： *再発寛解型多発性硬化症 ,  視神経脊髄炎 ,  再燃と寛解を繰り返す多発性硬化症 ,  急性炎症 ,  *α4インテグリン ,  ヒト化抗体 ,  単核細胞 ,  ホーミング ,  *抗体医薬

分類 (4件)： 免疫性疾患・アレルギー性疾患の治療  (GD04030Y) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C) ,  免疫反応一般  (ED03010T) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 多発性硬化症 ,  再発 ,  寛解 ,  免疫学