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J-GLOBAL ID:201402292595974120   整理番号:14A0812083

局地的な背景気候が都市のヒートアイランドへ与える大きな影響

Strong contributions of local background climate to urban heat islands
著者 (6件):
資料名:
巻: 511  号: 7508  ページ: 216-219  発行年: 2014年07月10日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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都市のヒートアイランド(UHI)は,地表気温が周辺の田園地帯よりも都市部で高くなる世界共通の現象であり,地球の地表気候の最も大きな人為的変動の1つである。UHIは,地表に局在するホットスポットだが,世界の人口の半数以上を占める都市居住者の生活に大きな影響を与える。UHIの緩和に対する障壁の1つは,UHIの強さ(都市部と田園地帯の気温の差ΔTで表される)に対するさまざまな寄与が,定量的に特定されていないことである。市街地における蒸発冷却の減少がΔTの主な駆動因であることは,共通の認識である。本論文では,気候モデルを用いて,北米全域の都市について,都市部と田園地帯が対流によって熱を大気下層へ運ぶ効率の違いによって,日中のΔTの大部分が説明されることを示す。都市部が周辺の田園地帯よりも空気力学的に滑らかであれば,都市の放熱効率が比較的低くなり,都市部の温暖化が起こる(逆もまた同様である)。この対流の影響は,背景の局地気候に依存し,日中のΔTは,湿潤な気候では3.0±0.3K(平均と標準誤差)増加し,乾燥した気候では1.5±0.2K減少する。湿潤な米国東部域では,乾燥した年にΔTが高いことを示す証拠がある。こうした関係から,高い空気湿度によって高温の影響がすでに増している湿潤な気候や,正の温度偏差が降水と気温の相互作用によって強化される可能性のある乾燥した年において,UHIはヒトの健康に対する熱波によるストレスを悪化させることが示唆される。今回の結果は,大規模にΔTを減少させる手段としてアルベドの制御が有効であることを裏付けている。Copyright Nature Publishing Group 2014
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局地循環,気流 
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