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J-GLOBAL ID:201402293011596370   整理番号:14A0571451

ミカン未熟果と緑茶三番茶葉を混合して製造した可溶性ヘスぺリジン含有発酵茶の開発

Development of Soluble Hesperidin-containing Fermented Tea Made from Unripe Mandarin Orange Fruits and Third Crop Green Tea Leaves
著者 (10件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 95-103 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0624A  ISSN: 0287-3516  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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有効利用されていないミカン未熟果と緑茶三番茶葉を, 緑茶製茶機械を用いて混合揉捻した新たな発酵茶の開発を行い, 発酵茶に含まれるヘスペリジンの溶解性を高める製造条件を追究した。ミカン未熟果と三番茶葉を混合揉捻することで, ヘスペリジンの水, 熱水およびエタノールへの溶出率が向上し, ミカン未熟果と茶葉の混合比率が1:3, 揉捻時間が20分の製造条件で最も高かった。この条件で製造した未熟ミカン混合発酵茶には, ミカン由来のシネフリン, ナリルチン, ヘスペリジン, 茶葉に由来するカテキン類およびカテキン類の酸化により生成した紅茶ポリフェノール類が含まれていた。紅茶を抽出して得られたエピガロカテキンガレートや紅茶ポリフェノール類を主成分とする水溶液とヘスペリジンを混合すると, ヘスペリジンの溶出率は増加した。未熟ミカン混合発酵茶は, ヘスペリジンの溶解性を向上させることから, 新たな機能性食品素材となる可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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園芸食品一般  ,  食品の化学・栄養価 
物質索引 (4件):
物質索引
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引用文献 (25件):
  • 1) 吉冨 均 (2004) 茶のサイエンス (武田義行編) , p 132-65. 筑波書房, 東京.
  • 2) 中川致之, 阿南豊正, 岩淺 潔 (1977) 夏茶と春茶の香味特性と化学成分の相違. 茶業研究報告 53, 74-81.
  • 3) 中川致之, 阿南豊正, 高柳博次 (1978) 夏茶香味の劣性要因と化学成分の関係. 茶業研究報告 55, 71-7.
  • 4) 石原朗子, 吉田節也, 土佐政二, 中澤裕之, 富松利明 (1991) Citrus属に含まれるフラボノイドに関する研究 (第3報) :高速液体クロマトグラフィーによる陳皮, 枳実を含有する漢方製剤中のフラバノン配糖体の分析. 生薬学雑誌 45, 52-6.
  • 5) Garg A, Garg S, Zaneveld LJ, Singla AK (2001) Chemistry and pharmacology of the Citrus bioflavonoid hesperidin. Phytother Res 15: 655-69.
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