文献

J-GLOBAL ID：201402293684962620   整理番号：14A0061007

四面体Hg₄ブロックの充填と膨張液体Hg中の格子間空格子点の分布

Packing of Tetrahedral Hg₄ Blocks and Distribution of Interstitial Voids in Expanded Liquid Hg

著者 (5件)： MARUYAMA Kenji (Niigata Univ., Niigata, JPN) ,  ENDO Hirohisa (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HOSHINO Hideoki (Hirosaki Univ., Aomori, JPN) ,  HENSEL Friedrich (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  ODAGAKI Takashi (Tokyo Denki Univ., Saitama, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 82  号： 12  ページ： 124605.1-124605.6  発行年： 2013年12月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Voronoi-Delaunay分割は,膨張液体Hgの局所構造が,端を共有した(E-S)四面体Hg₄ブロックと角を共有した(C-S)四面体Hg₄ブロックに特徴があることを示す。熱膨張によって,端の長さが~3.1Åの4個のトップサイトと端の長さが~3.6Åの2個の角サイトの除去が起こる。このような除去は,3配位のC-S四面体ネットワークに囲まれた半径が~3.6Åの大きいボイド(Lボイド)ができて補償される。これから,金属-非金属(M-NM)転移点近くでE-Sブロック[金属分域(M分域)]からC-Sブロック[非金属分域(NM分域)]へと連結性の転換が起こる。M-NM転移領域近くで9.5gcm^-3の四面体Hg₄ブロックの数比率から推定したM分域の占有数は,共鳴パーコレーションの臨界体積比率~0.16に対して評価した値に近い。M-NM転移領域近くの構造変態にはM分域とNM分域のミクロ偏析(クラスタ化)が伴う。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水銀 ,  液体 ,  *液体金属 ,  空格子点 ,  金属-絶縁体転移 ,  分割 ,  *液体構造 ,  四面体 ,  熱膨張 ,  空孔欠陥 ,  分域 ,  モンテカルロ法 ,  Voronoi分割
準シソーラス用語： *膨張液体 ,  ボイド【結晶】 ,  *格子間空格子点

分類 (1件)： 液体金属の構造  (BK02020P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 四面体 ,  膨張 ,  Hg ,  格子 ,  空格子点 ,  分布