抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者は,先にLimburg盆地と山地・Hoher WesterwaldからなるLimburg地域の土地利用変化の様相を対比しながら明らかにした。本研究は,第二次世界大戦後年における同地域の同じ二つの事例集落の調査を基に,農家家屋と集落景観の変化を明らかすることを目的とする。そのため,伝統ある家屋タイプと新しい家屋タイプを区別し,その家屋タイプ分布図を作成した。その結果,古くからの集落核・Ortには,山地では一棟建ての,平地では三側型の家屋が多く,とくに第二次世界大戦後,集落縁部に新しい建物が建設されていることが確認出来た。農村地域の集落とは言え,両村ともに集落核にはほとんど農家は無くなって,いわば郊外化している。それにも拘わらず,かつての農家の建築はかつての伝統形態を大きく変えずに残されており,皮肉にも現在も経営を続ける農家は,集落外移転農家として新しい農業機能を持った建物を集落外に展開してることが多い。(著者抄録)