文献
J-GLOBAL ID:201402294009027721   整理番号:14A0844494

窪地の埋め戻し場所に出現したアマモの遺伝的多様性と種子供給源

Genetic Diversity and Seed Sources of Zostera marina Population Colonizing the Habitat Constructed in a Depression on the Coast of Iwakuni in Hiroshima Bay
著者 (6件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 139-143 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: U0148A  ISSN: 1881-3690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,窪地の埋め戻し場所に出現したアマモの遺伝的多様性と種子供給源の解明を目的に,岩国市地先及び広島湾周辺海域においてアマモの生育状況調査とマイクロサテライトマーカーによる遺伝子解析を行った。その結果,主な種子生産区域は能美島,大畠-神代,宮島地区と考えられた。1遺伝子座当たりの平均アレル数と平均ヘテロ接合率を比較すると,埋め戻し場所のアマモは天然アマモ場と比較して大きな差はなかった。ペアワイズFstは0.000~0.037の範囲にあり,アマモ場相互の盛んな遺伝的交流が考えられた。アサインメントテストでは,埋め戻し場所のアマモは近隣のアマモ集団だけでなく,15km以上離れたアマモ集団との間でも最大尤度を示した。以上の結果から,埋め戻し場所のアマモは天然アマモ場と同様な遺伝的多様性をもち,種子供給源として近隣のアマモ場だけでなく,広島湾内にある遠方のアマモ場も寄与することが考えられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響  ,  生態系  ,  海洋汚濁 
引用文献 (17件):
  • 1) 新崎盛敏,堀越増興,菊池泰二(1976)海藻・ベントス,海洋科学基礎講座5,pp.449,東京大学出版会,東京.
  • 2) 瀬戸内海環境情報センター(2007)瀬戸内海の環境情報, http://seto-eicweb.pa.cgr.mlit.go.jp/env/theme/d_tideland0.html(2013年9月時点).
  • 3) 川崎保夫(1988)藻場造成の現状と課題 (2)アマモ場,水産の研究,7(6),44-48.
  • 4) 水産庁,マリノフォーラム21(2007)アマモ類の自然再生ガイドライン,pp.128.
  • 5) 平岡喜代典,杉本憲司,三浦仁志,寺脇利信,岡田光正(2006)アマモ再生事例と実証試験に基づくアマモ場再生の検討,環境科学会誌,19,241-248.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る