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J-GLOBAL ID:201402294177437714   整理番号:14A0532071

船舶起源PMの低減-生成機構の解明と低減の指針

Reduction of PM (Particulate Matter) Emission from Ships-Formation Mechanism and Guidelines for Reduction
著者 (5件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 393-399  発行年: 2014年05月01日 
JST資料番号: S0651A  ISSN: 1346-1427  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本文では,船舶起源のPMを低減するために実機及び実船を用いて,その排出特性,生成機構,フィルタ式DPFによる低減効果を明らかにするとともに,その結果を用いて船舶起源PM低減の指針を示した。要点は次のとおりである。1)大型低速機関から排出されるPMの成分は,主にシリンダオイルに起因するSOFと燃料中の硫黄分に起因するSulfateが主体であり,小型高速機関から排出されるSoot主体のPMとは大きく異なる。2)1回の燃焼で生成されるPM成分のうち,SOFとSootの量は負荷率によらずほぼ一定の値となるがSulfateの量は燃料油中の硫黄分と燃料噴射量に比例して増加する。3)フィルタ方式DPFは,ほぼ100%のSootを捕集可能である。ほとんどのSOFと半分以上のSulfateはフィルタエレメントを通り抜けるが,DPFエレメントの温度を低くすることにより捕集されるSOFとSulfateの割合は増加する。4)DPFを設置することにより,船舶の運航時における輸送量・距離当たりのPM排出量を大幅に低減できる。5)使用燃料油や船舶の推進性能に係わる要素を含めた総合的な検討を行なうことにより,更に効果的な低減が可能となる。
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分類 (1件):
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圧縮点火機関 
引用文献 (19件):
  • 前田和幸, PETROTEC, 30-6(2007-6), 403-407.
  • K. Maeda et al, CIMAC Congress 2001 Hamburg, 562-569.
  • 前田和幸, 日マリ学誌, 46-6(2011), 38-45.
  • M. Tuda et al, CIMAC Congress 2013 Shanghai, Paper No. 255.
  • 平松宏一, 日マリ学誌, 48-4(2013) , 79-81.
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