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J-GLOBAL ID：201402294585548940   整理番号：14A1397224

海面処分場における焼却灰の沈降と汚濁成分の溶出特性に関する基礎的研究

Sedimentation Characteristics of Bottom Ash and the Behavior of Organic Pollutants in a Sea Area Landfill Site

著者 (3件)： 古賀大三郎 (五洋建設(株) 土木部門土木本部環境事業部) ,  島岡隆行 (九州大学大学院 工学研究院環境社会部門) ,  崎田省吾 (県立広島大学 生命環境学部)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management)
巻： 25  ページ： 68-76 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： L1596A  ISSN： 1883-5856  CODEN： HSJGCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海面埋立処分された廃棄物の沈降特性や堆積した廃棄物層からの汚濁成分の溶出特性は明らかになっていない。そこで,一般廃棄物の焼却灰を対象とし,海水中に投入した焼却灰の沈降,堆積状況や海水の水質変化を調査した。その結果,投入した焼却灰は「自由沈降」,「凝集沈降」,「界面沈降」,「自重圧密」を経て堆積地盤を形成した。沈降過程で発生した微細粒子は海水中でフロックを形成し,先に沈降堆積した砂礫層上に浮泥層を形成した。浮泥分の強熱減量は砂礫分の2倍程度あり,有機物を多く含んでいると推測された。さらに,浮泥層を除去することにより砂礫層から残留海水へのTOC成分の溶出量は1.6倍となった。つまり,浮泥層は砂礫層から残留海水への汚濁成分の溶出を遅らせるといえる。埋立廃棄物から残留海水への溶出を促進するためには,埋立地から浮泥分を取り除くことが有効であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *廃棄物処分施設 ,  *灰 ,  汚染物質 ,  溶出 ,  沈降 ,  海水 ,  変化 ,  水質 ,  フロキュレーション ,  微粒子 ,  泥土 ,  遠洋堆積物 ,  地層 ,  TOC【炭素】 ,  海洋汚濁
準シソーラス用語： *海面処分場 ,  砂礫層 ,  *焼却灰 ,  水質変化 ,  浮泥

分類 (2件)： 廃棄物処理一般  (SC05010S) ,  海洋汚濁  (SB02040B)

タイトルに関連する用語 (6件)： 海面処分場 ,  焼却灰 ,  沈降 ,  汚濁 ,  溶出 ,  基礎的研究