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J-GLOBAL ID：201402294705644433   整理番号：14A0454211

農業用ビニールハウス内の水蒸気循環と熱収支に関する研究

著者 (2件)： 平栄蔵 (宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発セ) ,  位田晴久 (宮崎大 農)
資料名： 宮崎県工業技術センター・宮崎県食品開発センター研究報告  (Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food R&D Center)
号： 57  ページ： 13-17  発行年： 2014年03月01日 
JST資料番号： G0884B  ISSN： 1345-5974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本県では冬季の温暖な気候を利用した野菜等の温室栽培が盛んであり,全国有数の産地となっている。一方,冬季の夜間の農業用ビニールハウス内は多湿環境となり,1)植物病害の多発,2)ハウス内面への結露による放熱量の増加などが解決すべき課題として指摘されている。そこで本研究では,ビニールハウス用の除湿機を製作して,除湿した空気をビニールハウス内のカーテンフィルム下面へ供給・循環する実験を行った。その結果,1)加温用重油消費量は約10%削減され,2)キュウリの収穫量は約20%増加した。このことを考察する目的で,ハウス内の水蒸気蒸散と熱収支に関する簡易な計算モデルを導入して,カーテンフィルム下面への結露水量,外気への放熱量等の計算を行った。そして,除湿空気をカーテンフィルム下面へ供給・循環することによる放熱量削減および病害発生抑制効果の可能性を示唆した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ビニールハウス ,  *熱収支 ,  *水蒸気 ,  重油 ,  キュウリ ,  蒸散 ,  結露 ,  除湿 ,  植物病害 ,  宮崎県 ,  *空気循環 ,  ハウス栽培 ,  作物収量 ,  計算モデル ,  消費量
準シソーラス用語： 発生抑制

分類 (1件)： 作物栽培施設  (FB03040V)

引用文献 (3件)：

• 岡田,農業気象,37,221-230(1981)
• 岡田,農業気象,40,159-162(1984)
• 青木,機論,20-96(2),558-563(1954)

タイトルに関連する用語 (5件)： 農業用ビニールハウス ,  水蒸気 ,  循環 ,  熱収支 ,  研究