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J-GLOBAL ID:201402294785003824   整理番号:14A0802281

台湾沿岸水域の座礁クジラ類に見る難分解性有機汚染質の生体内蓄積

Bioaccumulation of persistent organic pollutants in stranded cetaceans from Taiwan coastal waters
著者 (4件):
資料名:
巻: 277  ページ: 127-133  発行年: 2014年07月30日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,台湾沿岸で座礁したイルカ(Stenella attenuate)の肝臓,筋肉及び脂肪組織中のPBDEsの分析を中心に扱い,組織タイプ間のPBDEs 濃度及び分布を定量,比較した。オスのイルカのPBDEs(ΣPBDE)19種の全濃度(9.97~436ng/g脂肪)は,メス(2.73~89.5ng/g脂肪)と比較すると著しく高く,生体内蓄積の性差及び妊娠期における母体から胎児への世代間移行の可能性を示唆した。組織タイプ間で変動する汚染水準は,脂肪の場合の方が筋肉或いは肝臓の場合よりも高く,体内負荷内でのPBDEsの変換や再分布の可能性を示唆した。性タイプ及び組織タイプのみならず,ΣPBDE濃度は,イルカ年齢の指標としての体長とも強い相関を示した。PCA分析の結果,脂肪組織内のPBDE同族体パターン分布には著しい差異を認めず,脂肪組織がクジラ類における最終的貯留部位である可能性及びPBDEsの生体内蓄積が化学的性質に依存する可能性を示唆した。座礁イルカの場合,PBDE同族体の主体は,BDE-154とBDE-47で,これらと体長との相関は,本動物種におけるBDE-154の著しい代謝消耗及びペンタ-BDE及びオクタ-BDE混合物への曝露可能性を示唆している。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  海洋汚濁  ,  動物に対する影響 

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