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J-GLOBAL ID：201402295172629220   整理番号：14A0816218

媒染染色した綿布と羊毛布のエタンチオール消臭速度

Deodorization Rate for Ethanethiol by Mordant-Dyed Cotton and Wool Fabrics

著者 (2件)： 雨宮敏子 (お茶の水女大 大学院人間文化創成科学研究科) ,  仲西正 (お茶の水女大 大学院人間文化創成科学研究科)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 70  号： 7  ページ： 145-151  発行年： 2014年07月10日 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直接染料Congo redを主とした化学構造既知の非含銅染料と硫酸銅(II)を用いて綿布および羊毛布を同条件で後媒染染色し,得られた染色布のエタンチオール消臭過程を気体検知管法とFPD-GC法で追跡し,繊維素材の違いが消臭特性にあたえる影響を消臭速度の観点から検討することとした。その結果,繊維素材の違いにより媒染染色布の消臭特性が異なることが明らかになった。また,羊毛を用いた場合の初期消臭速度の解析により,チオールが銅-染料錯体に結合する可能性や布に結合した染料イオンが布の荷電状態を変化させチオールと銅との結合に影響を与えることが示唆された。消臭速度に対して染料構造の依存性が示された。消臭機能触媒自身の性能は,その担体繊維素材の違いや既に吸着した物質によって強く修飾を受けるので,これらの点も消臭繊維設計の指針として考慮すべきであることが明らかとなった。

シソーラス用語： *媒染剤 ,  媒染染料 ,  *直接染料 ,  *脱臭 ,  材料 ,  繊維 ,  依存性 ,  触媒活性 ,  指針 ,  脂肪族化合物 ,  チオール ,  スルホン酸 ,  芳香族アミン ,  アゾ化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  *構造依存性 ,  *繊維材料
準シソーラス用語： *設計指針

分類 (2件)： 染色からみた染料  (YM06050B) ,  繊維化学・分析  (YM02030D)

物質索引 (2件)： エタンチオール ,  コンゴレッド

タイトルに関連する用語 (7件)： 媒染 ,  染色 ,  綿布 ,  羊毛 ,  布 ,  エタンチオール ,  消臭