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J-GLOBAL ID:201402295593675221   整理番号:14A0927488

金(I)イソシアニド錯体の発光性メカノクロミズムと自発的相転移現象

Luminescent Mechanochromism and Spontaneous Phase Transformation of Gold(I) Isocyanide Complexes
著者 (2件):
資料名:
巻: 62  ページ: 3-11  発行年: 2013年11月30日 
JST資料番号: L7014A  ISSN: 1882-6954  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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まず{[ペンタフルオロフェニル金(I)]2(μ-1,4-ジイソシアノベンゼン)}(1)の挙動について調べた。1に機械的刺激を与えると発光色が青色から黄色に変化し,発光スペクトルにも変化が見られることがわかった。元素分析の結果は一致することから,これは溶媒が取り込まれたのではなく,機械的刺激そのものが発光性に変化を与えるメカノクロミズムであることがわかった。X線回折,発光スペクトル,赤外スペクトルなどから,機械的刺激前には,金原子相互作用がなく,熱力学的に安定な結晶であるが,機械的刺激により,結晶表面がアモルファス状態になり,金原子間相互作用を生じることがわかった。次にフェニル(フェニルイソシアニド)金(I)錯体(2)について調べた。2はジクロロメタンとヘキサン混合溶液から時間をかけて結晶化を行うと2とは異なる結晶形の2yや2bが得られ,2bは非常に小さな機械的刺激によってメカノクロミズムを示し,発光色が変化することがわかった。その発光色は2yとほぼ同一であった。2では小さな機械的刺激により結晶の一部に生じた熱力学的に不安定な相の核から,結晶全体に自発的な相転移が進行する。変化した後の相は熱力学的に安定であるので,もとの準安定な相にもどすためには,再結晶が必要であることがわかった。
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分類 (3件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  その他の光学的効果  ,  固相転移 
物質索引 (4件):
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