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J-GLOBAL ID：201402295691603042   整理番号：14A0484236

水溶性Ti錯体を用いたTiO₂光触媒薄膜の低温作製

著者 (4件)： 砂金孝志 (茨城工高専) ,  平山楓果 (茨城工高専) ,  福田和正 (茨城工高専) ,  高安俊一 (茨城工高専)
資料名： 茨城工業高等専門学校研究い報  (Research Reports of Ibaraki Technical College)
号： 49  ページ： 21-25  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： G0059B  ISSN： 0286-3391  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,TiO₂薄膜の原料として環境に優しい水溶性錯体に注目し,還流やオートクレーブで水熱処理し,安定なTiO₂ゾルを得て基板へ塗布し低温で薄膜を作製し,X線回折パターンで結晶性を評価した。従来,TiO₂薄膜作製では,アルコールによるアルコキシド化が多く使われ,水では製膜性が良くなかった。実験(試薬,Ti錯体水溶液調製,基板ガラス,製膜操作,有機物光分解試験,薄膜表面の親水性,X線回折パターン測定),実験結果と考察(調製した錯体溶液の様子,作製した薄膜状態,薄膜のX線回折パターン)にまとめ述べた。2種類のTi錯体(Ti-アセチルアセトン,Ti-グリコール)を合成し,沈殿しない安定な錯体水溶液を還流やオートクレーブ処理し白色TiO₂微結晶から成る安定なゾルを得た。これをガラス基板に塗布し熱処理(200°C)し透明,均一,強固な薄膜を作製した。薄膜は高い有機物分解性を示し,光照射後,親水性を示した。

シソーラス用語： *光触媒 ,  *酸化チタン ,  *チタン錯体 ,  配位子 ,  水溶性 ,  基板 ,  電気装置部品 ,  *薄膜 ,  熱処理 ,  ゾル ,  分解反応 ,  親水性 ,  流体流 ,  オートクレーブ ,  グリーンケミストリー ,  脂肪族ケトン ,  ジケトン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： ガラス基板 ,  *二酸化チタン ,  還流 ,  水熱処理 ,  有機物分解

分類 (4件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U) ,  酸化物薄膜  (BK14050P)

物質索引 (2件)： アセチルアセトン ,  グリコール酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 水溶性 ,  Ti ,  錯体 ,  TiO2 ,  光触媒 ,  薄膜 ,  低温 ,  作製