文献

J-GLOBAL ID：201402295956627836   整理番号：14A0182906

アニーリングによるクエン酸塩で安定化したβ相NaYF₄:Yb⁺,Er⁺結晶のアップコンバージョン効率のサイズ依存最大化

Size-Dependent Maximization of Upconversion Efficiency of Citrate-Stabilized β-phase NaYF₄:Yb³⁺,Er³⁺ Crystals via Annealing

著者 (3件)： DYCK Nathan C. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  VAN VEGGEL Frank C.J.M. (Univ. Victoria, British Columbia, CAN) ,  DEMOPOULOS George P. (McGill Univ., Quebec, CAN)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 5  号： 22  ページ： 11661-11667  発行年： 2013年11月27日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クエン酸塩で安定化したβ-NaYF₄:Yb⁺(18%),Er⁺(2%)ナノ結晶の,結晶構造およびアップコンバージョン効率に対するアニーリング(350~700°C)の影響を調べた。700°Cでのアニーリングによってβ→α相への転移が起こること,Er³⁺に起因する赤色および緑色の発光強度はアニーリング温度によって変化し,500~600°Cのときに最大になること,アニーリングの影響は緑色発光の方に顕著に表れること,アニーリングの進行に伴って,ナノ結晶の粗粒化→ネットワーク化→成長が起こることなどが分かった。ナノ結晶はクエン酸ナトリウムを含む対応する希土類金属硝酸塩/フッ化ナトリウム水溶液の水熱反応(200°C)で合成し,FT-IR,光ルミネセンススペクトル,透過型および走査型電子顕微鏡,熱重量分析などでキャラクタライズした。クエン酸濃度と反応時間を調節することで,粒径(0.3,0.7,2.3μm)の異なる3種のβ-NaYF₄を合成した。

シソーラス用語： *焼なまし ,  表面改質 ,  周波数逓倍 ,  依存性 ,  機能 ,  *フッ化物 ,  *ナトリウム化合物 ,  *イットリウム化合物 ,  *イッテルビウム化合物 ,  *エルビウム化合物 ,  *固溶体 ,  ナノ結晶 ,  結晶構造 ,  放射強度 ,  温度依存性 ,  フッ化ナトリウム ,  反応時間 ,  時間依存性 ,  硝酸塩 ,  結晶成長 ,  発光 ,  赤色光 ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  ポリカルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族アルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： *アップコンバージョン ,  *クエン酸塩 ,  *サイズ依存性 ,  *最大化 ,  水熱反応 ,  赤色発光 ,  粗粒化 ,  発光強度 ,  緑色発光

分類 (2件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J) ,  複塩  (CD01060G)

物質索引 (1件)： クエン酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (8件)： アニーリング ,  クエン酸塩 ,  安定化 ,  β相 ,  結晶 ,  アップコンバージョン ,  サイズ ,  最大化