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J-GLOBAL ID：201402296430146929   整理番号：14A0603894

県内ミナミキイロアザミウマの薬剤感受性とカーバムナトリウム塩液剤の土壌中蛹への防除効果

著者 (2件)： 岩瀬亮三郎 (埼玉県農林総合研究セ) ,  宇賀博之 (埼玉県農林総合研究セ)
資料名： 埼玉県農林総合研究センター研究報告  (Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center)
号： 13  ページ： 48-51  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： F0558B  ISSN： 1346-7778  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ミナミキイロアザミウマは1978年に日本への侵入が確認され,侵入当初は有効な薬剤がなかったことから埼玉県内でも果菜類を中心に大きな被害をもたらした。本研究では,県内のミナミキイロアザミウマ個体群の薬剤感受性低下状況とカーバムナトリウム塩溶液の蛹への効果状況をキュウリ苗をエサとして調査した。その結果,埼玉県内で発生したミナミキイロアザミウマの薬剤感受性は,ネオニコチノイド系薬剤を中心に多くの薬剤で低くなっていることが確認された。これはネオニコチノイド系の薬剤にミナミキイロアザミウマが接触する頻度が高くなって感受性が低下したものと考えられた。また,カーバムナトリウム塩液剤では高い羽化抑止効果が確認できた。このことから,キュウリ等の抑制栽培終了時にカーバムナトリウム塩液剤の希釈液を土壌中に散布することで,ミナミキイロアザミウマ蛹を防除できると考えられた。

シソーラス用語： *ミナミキイロアザミウマ ,  *薬剤感受性 ,  液状製剤 ,  畑地土 ,  蛹 ,  効果 ,  キュウリ ,  浸漬 ,  浸透 ,  殺虫剤 ,  脂肪族アミン ,  有機硫黄化合物 ,  ネオニコチノイド系殺虫剤 ,  防除効果 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： ネオニコチノイド ,  液剤 ,  畑土壌

分類 (2件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  化学的防除  (FC05050X)

物質索引 (1件)： カーバムナトリウム塩

タイトルに関連する用語 (7件)： ミナミキイロアザミウマ ,  薬剤感受性 ,  カーバムナトリウム塩 ,  液剤 ,  土壌 ,  蛹 ,  防除効果